2019年07月06日

宜蘭の街歩き

やっとのことで彼女から解放されても、しばらくはまだ後ろを付けられているのではないかという不安に駆られつつ宜蘭の街を歩いて行った。

せっかく地図で下調べをして、立ち寄りたいスポットに印を付けておいたのに、その地図を忘れてしまった。こうなっては、宜蘭駅はあっちの方角だろうとだいたいの見当をつけて歩くより仕方がない。

時刻は11時半を過ぎ、街にには人があふれ活気に満ちていた。狭い道路の両脇に商店が並び、その店先にみなバイクで乗りつける。野菜とか果物などが一見乱雑に並べられている。

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賑やかな通りをはずれて人通りの少ない路に入って少し進むと、こんな看板が目に入った。かなり大きな字で「檳榔」と書かれてある。読み方は「ビンロウ」、ヤシ科の植物で、その種子を噛むと軽い興奮・酩酊状態になるということから嗜好品として好まれ、かつて台湾でも広く売られていたということである。ただ合法的なものであっても、依存性・発癌性があるということであれば、嗜むことは避けた方がよいのはいうまでもない。

台北などの都市部では、檳榔の文字を目にすることはなかった。しかし地方都市では、まだ堂々とこんな看板を店頭に出しているところがあったのだ。

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その看板の背後には、こんな注意書きが掲示してあった。
 健康に有害
 18歳未満禁止
 妊婦禁止



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2019年06月20日

昭應宮(2)

昭應宮を一通り見て、さあ次に予定している場所に行こうとしたとき、とある女性から声をかけられた。実は、その人の存在はその前から意識していた。こちらの様子をうかがいながら、機会があれば声をかけたそうな感じだった。

台湾の言葉で話しかけられても、何が何だか分からない。日本語はまったく話せないようだ。英語を話せる人ならば、カミさんが言いたいことを理解できるが、それもおぼつかない。

手招きするから、大丈夫かと思いながらも後をついていく。正殿横の通路を通って、裏側に抜け階段を上っていく。正殿の奥に、さらに立派な殿舎(後殿)があるとはあるとは分からなかった。そのことを教えてくれたことは、ありがたく思うのだった。

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これで解放してくれればよい印象で終わったのだが、その人はさらに訳が分からない言葉でまくし立てる。こちらはまったく理解できていないのに、そんなことには頓着せず、自分が言っていることが相手に伝わっていると確信しているかのように、一心不乱に話し続けるのだった。

そのうち封筒を取り出し、それを撮れと言う(身振り手振りで分かった)。
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さては売りつける魂胆か、と思い拒否の意志を示すが、プレゼントしてくれるということだった。しかしウッカリもらってしまうと、さらに困ったことになるかもしれないと辞退するが、彼女の強引さに押し切られてしまった。
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ともかくもほうほうの体で昭應宮を出たのだが、まだ後をついてくる。これから「ジミー」の公園に行くと伝えると、何を思ったのか、スマホを取り出しいろいろな人物の写真を見せる。「ジミー」と知り合いなのかと思ったが、見せてくれた写真はみな似ても似つかない。「NO NO」といらだちをあらわにして繰り返し、やっと彼女と別れることができたのだった。
posted by 里実福太朗 at 23:49 | _【new】2019台湾紀行

2019年06月14日

宜蘭の昭應宮

1808年創建の媽祖廟。
台湾の街を歩いていると、いたる所で派手な装飾を施した建造物を目にする。まつられているのは航海の守り神「媽祖」様ということだが、詳しいことは分からないので、昭應宮に関するパンフレットの一部を載せておく。

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この昭應宮で不思議な雰囲気の女性と遭遇したのだが、そのことはさておき内部の様子を写真で。

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posted by 里実福太朗 at 23:55 | _【new】2019台湾紀行

2019年06月08日

台湾の絵本作家「幾米(ジミー)」

宜蘭は台湾の絵本作家「幾米(ジミー)」の出身地、日本ではまだ知る人は多くはないかもしれないが、彼の作品は日本でも手に入る。前回訪問したあと、どんな絵本なのか興味があったので購入してみた。

そのうちの一冊「君のいる場所(向左走 向右走)」は映画化されたということだ。玄関を出ると左に行く癖のある彼女と、玄関を出ると右に行く癖のある彼がいったんは出会うけれど、その後二人の歩き癖のためになかなか再会を果たせなかった…こんなストーリーの大人の絵本だった。

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君のいる場所(向左走 向右走)
(YouTube)

幾米の作品世界を体感できるスポットが、宜蘭車站(宜蘭駅)周辺に点在する。
【宜蘭車站の駅舎】
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前回訪れたときは、駅名が表示されている部分が改修工事中だったが、今回は駅舎の全体を見ることができた。

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駅舎を出て横断歩道を渡った左手にあるのが「丟丟銅広場」
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駅から南側に少し歩いたところには「幾米公園」がある。今回は立ち寄らなかった。写真は前回行った時の写真。

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posted by 里実福太朗 at 23:40 | _【new】2019台湾紀行

2019年06月07日

台湾のタクシードライバー

三年ほど前、初めて台湾を訪れたとき、松山空港から台北市内までタクシーで移動した。台北市内はかなり渋滞が激しく、車が止まったまま動かないことが何回かあった。そんな折、南国特有のかなり激しいにわか雨が降り出した。タクシーの窓から、乱雑に連なった車の洪水を眺めていると、異国に来んだなという感慨がわいてくる。

「雨あめ降れふれ♪もゥとフレ〜♫」
聞こえてきたのは「雨の慕情」、ただ八代亜紀の歌声ではなく、タクシードライバーが歌っていたのだった。「もっと降れふれ」などと歌ってほしくはない雲行きではあるが、日本から来たお客さんへのサービスかもしれないと思い返し、台湾華語で「上手ですね」はどう言うのだろうと考えてみても分かるはずもなく、そのまま繰り返し聞こえてるそのフレーズを聞いていた。

その時は客へのサービスなのかもしれないと思ったのだったが、何回かタクシーを利用するうちに、そうではないのかもしれないと思うようになった。すべてのドライバーにみられる傾向ではないのかもしれないが、お客のことはあまり眼中になく、どうもマイペースにふるまう面があるようだ。

今回、台北のバスターミナルに向っているとき、信号待ちで停車していると、運転席の窓を下げ、路上で物売りをしている人に大声で話しかけ、なにやら小さなバナナの房状の白いもの買い求め、それをルームミラーにぶら下げた。室内にいいニオイが漂ってきた。

業務中に何かを買い求めるなどという自由な振る舞いは、日本ではまず考えられないことだが、台湾ドライバーはそのようなマイペースな面があるといってもいいのかもしれない。そう考えると、あの「雨降れドライバー」も、お客さんへのサービスとして歌ったのではなく、雨降り渋滞のイライラを解消するためか、退屈しのぎに歌っただけだったのかもしれない。

あとで調べて分かったことだが、あの「小さなバナナの房状の白いもの」は、ハクモクレンのつぼみの束だったようだ。台湾の路上でおじさん・おばさんがよく販売していて、芳香剤としての効果があるそうだ。
posted by 里実福太朗 at 14:39 | _【new】2019台湾紀行

2019年06月06日

台北から宜蘭へ

台北から宜蘭へ行くには、台湾鉄道または高速バスを利用する。便利なのは高速バス、料金も安く、短時間で宜蘭に着ける。

宜蘭行きの高速バスには、噶瑪蘭バスの場合は台北轉運站(バスターミナル)、首都客運バスはMRT市政府駅にある市府轉運站(バスターミナル)から乗車することができる。前回訪問時にはは市府轉運站から乗車したが、今回は台北駅近くのホテルに宿泊しているので、台北轉運站から乗車することにした。

バスターミナルは台北駅の北側、市民大道ををはさんで向かい側にある。駅の地下街を抜けていかなければならない。迷子になるおそれがあるので、ホテルからタクシーを利用した。台湾のタクシーは安くて便利だから、利用するのにあまり抵抗感はない。ただ台北の運ちゃんは客慣れしているのか、どうも要領がいい感じだ。この時も、市民大道のあたりで下ろされ、あとは地下道を通って行けと手振りで教える。これではタクシーを利用した意味はないのだけれど。

バスターミナルの1階でバスの乗車券を購入して、エスカレーターで4階の乗り場に行く。

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乗車したバスのシートはユッタリとして、トイレつきだった。

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遠くに「台北101」が見える。


約45分で、宜蘭に到着する。バスの降車場には黄色のタクシーが列を成している。前回はここからタクシーで宜蘭県政府まで行った。その時のドライバーは、おつりを取っておいてもらおうとしたが頑として受け取らなかった。

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今回は宜蘭の町並みを歩いてみたかったので、町の中心に位置する「昭應宮」までタクシーを利用した。ドライバーは乗り込んだときはかなり無愛想な感じだったが、下りるときは別人のように笑みを浮かべていた。

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地図中央左寄りの円形部が、宜蘭城の城壁の跡、今は広い道路となっている。
posted by 里実福太朗 at 23:00 | _【new】2019台湾紀行

2019年06月04日

格安ツアーで台湾へ

それにしても安い。航空券とホテルだけ旅行会社で予約を取ってもらうフリーのツアーとはいえ、三泊四日で2万7千円とは本当に格安だ。ホテル指定・ツインルーム確保のための費用、さらに空港使用税などの税金類を加えてもほぼ4万円とはありがたい。もっとも航空会社はLCC、だからこの料金が可能なのだろう。

LCCを利用するのは今回が初めて。シンガポール航空のLCCで台北を経由してシンガポールまで飛ぶ。低価格なのは魅力的だが、今までなんとなく敬遠してきたのは想像される座席の狭さ。ただ、台湾まではほぼ4時間、そのくらいなら我慢できないことはなさそうだ。

横一列の座席数は「3/3/3」の9席。座ってみると、前席の背もたれとの間隔は案外広かった。隣の席との間隔もある程度確保されていて、窮屈な感じは受けない。以前ヨーロッパに行ったとき乗ったエコノミークラスの座席の方が窮屈だった印象が残っている。

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カーテンで区切られた前方は、ビジネスクラスにあたるスクートビズの席。エコノミークラスでは食事は提供されないうえに、飲食物の持ち込みも不可。機内で購入することもできるが、ほとんどの人はジット我慢していた。安定飛行に入ってしばらくしてからカーテンが閉められた。そして漂ってきたのは、空腹感を刺激するおいしそうな料理のニオイ、カーテンの中では食事の提供が始まったようだ。

ムムム!香辛料多めの食事のニオイは、カーテンごときで遮ることなんかできるわけないだろ!!

注文するつもりはなくても、ついついメーニューを見て、彼らはどんなモノを食べているのだろうと想像してみるのだった。

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なお帰りに乗った機材は、横一列の席数は「3/3」、また戦後左右の間隔も狭かった。
posted by 里実福太朗 at 22:00 | _【new】2019台湾紀行

2019年06月03日

92歳の老婦人

「日本人ですか」
二二八紀念館で展示物を見てまわっているとき、突然問いかけられた。若い女性と連れだったかなり高齢の女性だった。訛りのまったくないきれいな日本語だったので、でっきり日本人だと思った。

「この子が、あの人たち日本人のようですよ、と言うものですから、ちょっと声をかけてみました」

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その高齢の女性は、日本人ではなく92歳の台湾人、若い女性は、東南アジアから働きに来ているヘルパーさんだった(専任のドライバーもいるそうだ)。92歳ということは終戦の時は二十歳、生まれた育った20年間は日本統治の時代、日本語の教育を受けて生きてきたということだ。きれいな日本を話すのも納得できる。現代の日本ではあまり聞くこともない正統派の日本語を話す人が目の前にいた。子供たちはみな海外に移住して、現在台湾で一人暮らしをしているということだった。

台湾の高齢の人は日本語を話せる、と耳にすることはあったが、実際にそういう人と出会ったのは初めてのことだった。
posted by 里実福太朗 at 23:51 | _【new】2019台湾紀行

2019年06月01日

二二八紀念館

二二八紀念公園の南端に「二二八紀念館」がある。

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この建物は、日本統治時代の1930年に台北放送局として建てられた。戦後、中華民国によって接収され、「中国広播公司」となり、その後台北市に移管された。

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かつて使われた放送局の設備


1947年に二二八事件が発生すると、抗議する人々によって台湾全土に向けた放送が始まった。しかし抵抗運動が武力によって鎮圧されたあとは、戒厳令が布かれ台湾の暗黒の時代が長く続いた。

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1987年の戒厳令解除を経て、事件と深い関わりがあったこの旧放送局が整備され、1997年2月28日に二二八紀念館として開館した。

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posted by 里実福太朗 at 00:28 | _【new】2019台湾紀行

2019年05月30日

二二八和平公園の生き物たち

この公園には猫はいなかったが、いろいろな生き物がいた。

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この鳥は、やはりゴイサギか。
この公園の生き物は人になれているのか、かなり近づいてもすぐには逃げない。
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この鳥は不明。
亀もいた。
日本にいる外来種の亀のように首筋に赤い模様がないから、台湾の在来種か。
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ネズミもいた。
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一番多かったのがリス。
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もらっているエサはにんじんか。
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posted by 里実福太朗 at 01:10 | _【new】2019台湾紀行

2019年05月29日

二二八和平紀念公園

この公園は、もともとは日本統治時代に整備され1908年に開園したそうだ。

その後日本の敗戦によって、台湾は中華民国に接収されたが、彼らの圧政により本省人(戦前から台湾に住んでいた人たち)には不満が鬱積していった。そんな状況の中、密売タバコの取り締まりをきっかけとして、1947年2月28日に動乱が勃発し、多くの人民が虐殺された。戒厳令が布かれ、その後半世紀もの長きに亘って戒厳令下に置かれ、1987年にようやく戒厳令が解かれた。

1996年、二二八事件によって犠牲になった人々を慰霊し平和を祈念するための場として、この公園の名称を「二二八和平紀念公園」に改称した。

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2019年05月27日

台湾のアオサギ(?)

今回の台湾旅行で利用したホテルから歩いて数分のところに、二二八和平公園がある。オートバイの喧噪の中にあって、緑の木々に囲まれた落ち着きのある空間となっている。

人間だけでなく、鳥や小動物の憩いの場となっている。その中にアオサギ(ゴイサギかもしれない)の姿もあった。

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