2013年12月17日

第27回ジャパンエックスボウル

大会名称:ジャパンエックスボウル
第27回アメリカンフットボール日本社会人選手権決勝戦

対戦カード:富士通オフロンティアーズ対オービックスシーガルズ
試合会場:東京ドーム
日時:2013年12月16日(月)
開場:17:00
試合開始:19:00
ハーフタイムショウ:
中川翔子の歌とXリーグチアリーダーのダンスショウ
試合形式:
1クウォーター15分の4クウォーター制
ハーフタイム20分

アメフトの観戦招待券が手に入ったが、いまだかつてアメフトは見たことがない。さてどうしようかと思案した末、ドームシティで行われているウィンターイルミネーションを見がてら出かけてみることにした。

家を出たのが2時半過ぎ、バスと電車を乗り継ぎ東京ドームについたのが4時半過ぎ、招待券を入場券に交換する窓口の前にはすでに50メートルほどの列ができていた。寒風に吹かれつつ、早く窓口を開けてくれないかと思うことほぼ20分、やっとのことで窓口が開いた。

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入場ゲートは22番、そこにもかなりの列ができていた。再入場はできるかと整理係の青年に尋ねれば、ダメだというつれない返事…マリーンスタジアムではできるのに…先に入場して席取りをするのは諦めて、イルミネーションを見ることにしたのだった。

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かなり冷え込んできたため、イルミネーションの観賞は早めに切り上げて入場した。応援するチームのあてはなく、とりあえず初優勝をめざす富士通を応援しようと3塁側に陣取った。

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まずは腹ごしらえ、途中日暮里駅の構内で買い求めたお弁当をいただくことにしたのだが、飲み物がない。冷えた体を温めるためホットのお茶を求めて売店を巡ったのだが、ない。やっと何店目かで、1階のケンタッキーでホットウーロン茶を扱っているということを教えてもらった。

さて席に戻ってくると、隣に見知らぬオジサンが座っていた。空いている席は右隣にまだいくつかあるのに、わざわざどうして隣に座るのだろうかといぶかしく思われる。おまけに、すでにビールをガブガブ飲んでいるではないか。酔っ払えば傍若無人のふるまいに及ぶかもしれない、と思えば暗い気分にもなる。

「おや、ショコタンがいる」
若いアイドルの愛称をつぶやく声が聞こえた。空耳だろうと思いなして知らん顔を決め込んでいると、
「どうしてこんなところにショコタンがいるんだろう」
と明らかにこちらに聞こえるように言い直した。いい年をしてショコタンはないだろう、いや、若さを保つためには若いタレントに興味を持つのも良いのかもしれないが、それにしてもショコタンではあまりにもなれなれしい感じがする。

横目でちらりと隣を見やると、入場の際に渡されたパンフレットに見入っている。そこには、ハーフタイムショウで歌う中川翔子の写真が載っていた。
「ショコタン、知ってますか」
かかわりは持たないようにと注意していたのに、これはまずいことになった。無視していると、カラまれることになるかもしれない。
「知らないことはないですが…中川翔子のことですね」
「ほう、知ってますかショコタンを…有名なのかな〜」
有名だという返事をもらいたいような口ぶりだから、
「若い人にはファンが多いようですよ」
と言っておいた。それで安心したのか、顔を元に戻してお弁当を広げた。そしてお酒の紙パックの封を切って飲み始めた。

やれやれと思うのもつかの間、食べ終わるとまた話しかけてきた。その話の内容は、意外なものだった。
「ショコタンはね、親戚の孫なんですよ」
「エッ、そうなんですか」
「ええ、そうなんです」
「それじゃよくお会いになるんですか」
「いやいや、法事の時ぐらいですよ」
我が身に当てはめ、姉の孫の顔を思い浮かべてみれば、その顔を見るのはやはり法事の時ぐらいである。
「ほら、ここに写っていますよ」
と言って、ケータイの待ち受け画面を見せてくれた。見ると確かに中川翔子が画面中央に写っていた。

富士通はキャッチミス・パスミスなどを重ね、前半はいいところなく17対0でハーフタイムを迎えた。ショコタン、いや中川翔子の親戚と称するオジサンは、「ショコタンに会ってこよう」と言い残して席を立ち、戻ってくることはなかった。富士通は後半追い上げたが、結局24対16で負け、初優勝はならなかった。

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posted by 里実福太朗 at 23:50 | ■里ふくろう通信