2019年12月05日

マル・ヒメ・モモそしてミミ

かつて池の周りでは20匹ほどの猫が暮らしていたが、年々その数を減らし、現在では10匹以下となってしまった。みな手術が施されているから、何年か後には猫の姿を見ることはなくなってしまうかもしれない。以前は新顔が姿を見せることもあったが、今は皆無となっているから、おそらくそうなることだろう。厳しい環境で暮らすネコが少なくなるのはいいことなのだが…

お堂のあたりでは、4匹のネコがそこを縄張りとしている。マル・ヒメ・モモそしてミミ、あるいは他の人は他の呼び方をしているかもしれないが、「ネコお母さん」と当方の間では、そう呼んでいる。

ミミ
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左から、ミミ、マル、モモ
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モモ(息子)とヒメ(母親)
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ミミを除いてあとの三匹は血のつながりがある。いつの間にか姿を消してしまったナナというサビ猫の子供がマルとヒメ、ヒメの子供がモモというつながりなのである。そして実は、あのギャーとナナとの間にできた子がヒメ(マルはちがうかもしれない)なのである。つまり、ヒメはギャーの子供でもあり、モモは孫ということになる。

ギャーは、今ではかなり離れた東側の地域で暮らしているが、かつてはお堂のあたりを縄張りとしていて、その後転々と移動した渡りネコなのだ。

一番人慣れしているのはミミ、もともとは屋台のおばさんが飼っていたが、どういう事情だったのかは分からないが、ネコ好きのホームレスさんに引き取ってもらったそうだ。しかしもとからいたネコと折り合いが悪く、ホームレスさんのもとを去ってお堂のあたりにたどり着いたのだった。

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下腹部にハート型の白い毛がある。
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posted by 里実福太朗 at 01:01 | ■里ふくろう通信