2020年09月29日

「永遠のソール・ライター」展

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この写真展は、もともと今年の1月9日から3月8日までの会期の予定で開催されていた。ところが新型コロナウィルスの感染拡大に伴って、2月28日から中止となってしまった。ところが、展示作品をアメリカに返却することもできずにBunkamuraで保管していたそうだ。その後、感染対応に見通しが立ってきたからであろう、7月22日から9月28日までの会期で、アンコール開催されたのだった。

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最終日はきっと混むだろうと予想して、できれば避けたいと思っていた。その予想通り、案外な数の入場者だった。入り口で検温があり、あらかじめネットで購入しておいた購入証の代わりのQRコードをスマホの画面で提示して入場した。係の人がソーシャルディスタンスをとるようにと記載された表示板を持って会場を廻っていた。

2017年に開催されたソール・ライター展にも足を運んだ。その時には展示されなかった写真も多く、なかなか見応えのある写真展だった。その中でも、ネコの写真が数点あったのが印象に残ったのは、ネコ好きのせいなのか。

構図の定石を無視した大胆な切り取り方で、ニューヨークの日常の断片を写し撮っているスナップショットがほとんどだった。主人公が画面の片隅に小さく写っている写真が多いのも、次の言葉を思い起こせばうなづける。

『私の好きな写真は何も写っていないように見えて片隅で謎が起きている写真だ。』
 (写真展カタログ「永遠のソール・ライター」小学館刊)

何事にもかぶれやすい性分の人間は、すぐソール・ライターのまねをして撮ってみたくなる。写真展の会場を後にして、渋谷駅に向かう途次、スマホ片手に写真を撮りたくなるのは仕方のないことだろう。

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posted by 里実ふくたろう(福太朗) at 23:00 | ■里ふくろう通信