2019年11月08日

井戸ポンプ屋さんの大将とミカンの木

井戸ポンプ屋さんの大将は大ベテランで、手は出さずに口は出す。話し好きのように見受けられ、若い人二人がせっせと作業を進めている脇で、当方を相手にいろいろと話をしてくれる。もちろん工事に関することもあるが、それ以外にもいろいろと話題は広い。

「ミカンがよく生なっていますね、100個くらいはあるかな」
「今年初めてこんなに生りましたよ。去年までは、花はたくさん咲くんですが実はほとんど生らないで、せいぜい2・3個だったんですよ」
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「ウチにもミカンの木があって、去年は400個もなってね」
「400個! すごいですね」
「それが今年は2・3個、一年おきだな。お宅のミカンは今年初めて生ったということだから、これからはもう大丈夫だろうな」

このミカンの木を植えたのはいつのことだったのか、もう記憶も薄れているが、かなり前のことだったと思う。『モモ・クリ三年、カキ八年』とよくいうけれど、ミカンの木に実が生るようになるには、それより長くかかるのかもしれない。

「デコポンってご存じ? お尻がちょっこ膨らんでいるアレ。実の生っている鉢植えを買ったんだけどね、次に実が生ったとき、普通のミカンになっちゃったんだよ。アレレだよね、訳が分からないよ」

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まだ青い部分が少し残っているが、いくつか採って食べてみたところ、ちょっと酸味があって甘くておいしいミカンだった。
posted by 里実福太朗 at 23:23 | ■里ふくろう通信