先週金曜日(10月25日)の大雨から三日経った今日、佐倉市で新たに行方不明者1名の存在が明らかになり、千葉県の行方不明者は一人増えて3名となった。
佐倉市の行方不明者は、報道によれば浦安市在住の八十代の男性ということだ。当日佐倉市を訪れた際に大雨の被害に遭ったらしい。冠水した水田でその男性の車が発見されたことで、そのことが明らかになった。
【千葉で新たな行方不明者 水田に80代男性の車(19/10/28)】
https://youtu.be/-yscLKd3z_M
(ANNnewsCH)
この動画には「午後4時ごろ」という表示があるが、偶然にもちょうどその頃、車でその付近を通った。地元にいながら、冠水被害の様子はテレビのニュース番組で見るだけ、しかし、やはり自分の目で確かめたいという思いに駆られたのだった。
佐倉城址の麓を、鹿島川と高崎川という河川が流れている。その2本の川は、西側のあたりで合流する。合流地点のさらに西側一帯には水田が広がっている。その水田地帯で今回の水害が発生した。
西側の水田地帯(Googleマップ)
冠水したこの地域の航空写真が「デジタル毎日」に載っていた。
https://mainichi.jp/articles/20191026/k00/00m/040/056000c
写真は大雨が降った翌日の26日に撮影されたもの、水田地帯が一面に冠水しているのが分かる。
中央を南北に「く」の字型に流れているのが鹿島川、上の方に印旛沼が見える。中央より少し上を左右(東西)に通っているのが国道296号のバイパス、左方向がユーカリが丘、右方向が佐倉市街へと続く。鹿島川とバイパスが交差するところに、半円形の橋が架かっている。
今日はそのバイパスをユーカリが丘方面から東の方角へと車を進めた。大雨から三日経って、水はかなり引いていたが、それでも「ベイシア」横の水田には、まだかなり水が残っていた。行方不明男性を捜索する様子も見て取れた。
下は西の方角にカメラを向けて撮った写真、遠くに鹿島川にかかる半円形の橋が見える。
上の写真は、北の方角にカメラを向けて撮ったもの、下の写真は遠くに見える森の前を通る道から撮ったもの。こちら側には冠水被害は及ばなかったようだ。右手奥に、例の半円形の橋が見える。