大雪に見舞われてからも暖房費がかさむ日が続いた。その寒さもやっと出口が見えてきたのだろうか、本当に久しぶりの陽光に恵まれた。道路や庭の陽当たりの悪い場所にわずかに残っていた雪も、この暖かさに溶けて姿を消してしまうことだろう。
天気に恵まれ寒さが緩んでくると、なんとなく体を動かしたい気分になってくるのも不思議なことだ。鳥たちも同じ気分になるのだろう、朝早くからムクドリがキュルキュル鳴きながら寝室の戸袋に出入りしていた。あまりの騒がしさに、いつもなら夢の国にいるはずの早朝に…早朝といっても勤め人にとっては遅いと言った方がよい時間帯に目が覚めてしまった。
二時間ほど早起きすると、お昼までの時間が長くなる。当たり前のことで、わざわざことわるまでもないことだが、その時間を利用して、車の洗車場に出かけることにした。雪を全身にかぶったNBOXをそろそろきれいにしてあげなければならない。
考えることは誰しも同じようで、ガソリンスタンド併設の洗車場は案外の混みようだった。ガソリンは会員価格で、145円/Lだった。
2014年02月18日
2014年02月14日
2014年02月11日
宇キ宮・細川票を一本化してみると
都知事選では、脱原発を公約に掲げる候補の一本化を望む声もあったが、実現されることはなかった。一本化していたら、桝添氏との得票差はどの程度のひらきとなったのだろうか。
いまさら確かめようもないので、試みに宇都宮氏と細川氏の得票数を加算して、桝添氏の得票数と比較してみることにしよう。
〔都計〕
宇キ宮+細川:39.82%
桝添: 43.40%
(得票率の小数点以下3桁目を四捨五入した数値)
東京都全体ではこのような差で桝添氏がより多くの得票数を得たが、区部・市部などで比較してみると、そのすべてで勝利しているとは限らなかった。以下に、宇キ宮・細川両氏の合計値が桝添氏のそれを超えた場所を示しておく。
宇キ宮・細川 桝添
区部
杉並区 44.345 37.911
渋谷区 42.901 37.470
世田谷区 42.475 40.170
文京区 42.204 39.197
中野区 41.650 39.276
目黒区 41.479 39.629
新宿区 40.407 40.160
市部
国立市 46.610 38.955
武蔵野市 46.496 37.446
清瀬市 45.466 42.215
多摩市 45.373 40.865
小金井市 45.097 39.545
三鷹市 44.630 39.421
東久留米市 44.479 42.536
狛江市 43.898 41.880
国分寺市 43.353 41.600
小平市 42.916 42.473
西東京市 42.792 42.219
調布市 41.813 41.214
このように、東京都庁のある新宿以西では、宇キ宮・細川両氏が桝添氏をおさえて支持を広げていた。
〔データの出典〕
東京都選挙管理委員会
…候補者別得票数(全候補)
(pdfファイル)
いまさら確かめようもないので、試みに宇都宮氏と細川氏の得票数を加算して、桝添氏の得票数と比較してみることにしよう。
〔都計〕
宇キ宮+細川:39.82%
桝添: 43.40%
(得票率の小数点以下3桁目を四捨五入した数値)
東京都全体ではこのような差で桝添氏がより多くの得票数を得たが、区部・市部などで比較してみると、そのすべてで勝利しているとは限らなかった。以下に、宇キ宮・細川両氏の合計値が桝添氏のそれを超えた場所を示しておく。
宇キ宮・細川 桝添
区部
杉並区 44.345 37.911
渋谷区 42.901 37.470
世田谷区 42.475 40.170
文京区 42.204 39.197
中野区 41.650 39.276
目黒区 41.479 39.629
新宿区 40.407 40.160
市部
国立市 46.610 38.955
武蔵野市 46.496 37.446
清瀬市 45.466 42.215
多摩市 45.373 40.865
小金井市 45.097 39.545
三鷹市 44.630 39.421
東久留米市 44.479 42.536
狛江市 43.898 41.880
国分寺市 43.353 41.600
小平市 42.916 42.473
西東京市 42.792 42.219
調布市 41.813 41.214
このように、東京都庁のある新宿以西では、宇キ宮・細川両氏が桝添氏をおさえて支持を広げていた。
〔データの出典〕
東京都選挙管理委員会
…候補者別得票数(全候補)
(pdfファイル)
posted by 里実福太朗 at 00:36
| ■里ふくろう通信
2014年02月10日
2014年02月09日
2014年02月08日
午後十時_積雪ほぼ三十センチ
posted by 里実福太朗 at 22:30
| ■里ふくろう通信
2014年02月07日
宅配水販売代理店の脱税記事から消えた「原発」の文字
昨日(2014年2月6日)、宅配水販売代理店「キャリーウォーター」が、脱税容疑で国税局から告発されたという記事が、報道各社から配信された。ただし一部の新聞社は、今日になって記事を載せた。
〔2月6日掲載〕
●毎日新聞 2014年02月06日(15時00分)
「宅配水販売代理店:4400万円脱税容疑…東京国税局告発」
●朝日新聞DIGITAL (2014年2月6日11時36分)
「宅配水販売、4400万円脱税容疑 東京国税局が告発」
●MSN産経ニュース (2014.2.6 12:12)
「震災後に売り上げ急増、「宅配水」で4千万円脱税 営業代行業者を告発 東京国税局」
〔2月7日掲載〕
●YOMIURI ONLINE (2014年2月7日13時29分)
「天然水代理店、4400万円を脱税…国税告発」
記事を掲載した日時は、3社は2月6日であるが、「読売」だけ一日遅れの7日となっている。
報道された内容はほぼ共通しているが、ある一点で大きく違っていた。その点を確かめるまえに、まず共通している点をまとめておくことにする。
告発対象:宅配水販売代理店「キャリーウォーター」と実質経営者の男性
隠した所得:1億5000万円
脱税額:約4400万円
時期:2012年3月期
ここで注意しておきたいのは、脱税時期が2012年3月期であることだ。東日本大震災が発生したのは、前年の2011年3月のことだった。その時、福島の原発からもれ出た放射性物質が、風にのって関東まで流れて来たのだった。その結果水道水が汚染され、飲用できない時期がしばらく続いた。ここ佐倉でも、乳幼児には適さない放射線量が検出され、赤ちゃんを抱える家庭ではミネラルウォーターの買い占めに走った。そのためスーパーなどでミネラルウォーターの品薄・欠品が相継いだ。
これを契機として飲料水への意識が高まり、ミネラルウォーター宅配業者の業績が大きく伸びることになった。脱税時期が2012年3月期であるということは、原発事故以降に伸びた収益を脱税したということだ。つまり、原発事故に起因する脱税事件だと言ってもよいだろう。この脱税事件に関する記事で、違うのはこの点の扱い方なのだ。
この点に関する上記四社の扱い方を確かめてみよう。
●毎日
〜『宅配水市場は東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の後に活況を呈しており、』〜
●朝日
〜『東日本大震災や原発事故を受けて飲料水への安全意識が高まり、』〜
●MSN産経
〜『同社は平成23年の東日本大震災後、家庭に水を届ける「宅配水」サービスの代理店契約で売り上げを伸ばして』〜
●YOMIURI
〜『首都圏のスーパーなどで、来店客を相手に販促活動を実施』〜
このように「YOMIURI ONLINE」は、記事の掲載が他社に遅れること1日、そして記事の中には『原発事故』も『東日本大震災』の文字もなかった。
ブログ「里ふくろうの日乗」の当時の記事に、放射性物質による水道水汚染に関するものがあるので、それらの記事の中からいくつかを抜粋して以下に示しておく。
2011年03月23日
【佐倉市水道水中の放射性物質について】
この記事では、葛飾区の金町浄水場で採取した水道水から放射性ヨウ素が検出されたことにもふれている。
2011年03月24日
千葉県水道局水道水における放射線量の測定結果について(平成23年3月24日)
2011年03月24日
佐倉市「水道水の乳児の飲用について(3/24)」
佐倉市「水道水の乳児の飲用について(3/24)」の更新情報
2011年03月25日
地震発生から2週間後の変化
〔2月6日掲載〕
●毎日新聞 2014年02月06日(15時00分)
「宅配水販売代理店:4400万円脱税容疑…東京国税局告発」
●朝日新聞DIGITAL (2014年2月6日11時36分)
「宅配水販売、4400万円脱税容疑 東京国税局が告発」
●MSN産経ニュース (2014.2.6 12:12)
「震災後に売り上げ急増、「宅配水」で4千万円脱税 営業代行業者を告発 東京国税局」
〔2月7日掲載〕
●YOMIURI ONLINE (2014年2月7日13時29分)
「天然水代理店、4400万円を脱税…国税告発」
記事を掲載した日時は、3社は2月6日であるが、「読売」だけ一日遅れの7日となっている。
報道された内容はほぼ共通しているが、ある一点で大きく違っていた。その点を確かめるまえに、まず共通している点をまとめておくことにする。
告発対象:宅配水販売代理店「キャリーウォーター」と実質経営者の男性
隠した所得:1億5000万円
脱税額:約4400万円
時期:2012年3月期
ここで注意しておきたいのは、脱税時期が2012年3月期であることだ。東日本大震災が発生したのは、前年の2011年3月のことだった。その時、福島の原発からもれ出た放射性物質が、風にのって関東まで流れて来たのだった。その結果水道水が汚染され、飲用できない時期がしばらく続いた。ここ佐倉でも、乳幼児には適さない放射線量が検出され、赤ちゃんを抱える家庭ではミネラルウォーターの買い占めに走った。そのためスーパーなどでミネラルウォーターの品薄・欠品が相継いだ。
これを契機として飲料水への意識が高まり、ミネラルウォーター宅配業者の業績が大きく伸びることになった。脱税時期が2012年3月期であるということは、原発事故以降に伸びた収益を脱税したということだ。つまり、原発事故に起因する脱税事件だと言ってもよいだろう。この脱税事件に関する記事で、違うのはこの点の扱い方なのだ。
この点に関する上記四社の扱い方を確かめてみよう。
●毎日
〜『宅配水市場は東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の後に活況を呈しており、』〜
●朝日
〜『東日本大震災や原発事故を受けて飲料水への安全意識が高まり、』〜
●MSN産経
〜『同社は平成23年の東日本大震災後、家庭に水を届ける「宅配水」サービスの代理店契約で売り上げを伸ばして』〜
●YOMIURI
〜『首都圏のスーパーなどで、来店客を相手に販促活動を実施』〜
このように「YOMIURI ONLINE」は、記事の掲載が他社に遅れること1日、そして記事の中には『原発事故』も『東日本大震災』の文字もなかった。
ブログ「里ふくろうの日乗」の当時の記事に、放射性物質による水道水汚染に関するものがあるので、それらの記事の中からいくつかを抜粋して以下に示しておく。
2011年03月23日
【佐倉市水道水中の放射性物質について】
この記事では、葛飾区の金町浄水場で採取した水道水から放射性ヨウ素が検出されたことにもふれている。
2011年03月24日
千葉県水道局水道水における放射線量の測定結果について(平成23年3月24日)
2011年03月24日
佐倉市「水道水の乳児の飲用について(3/24)」
佐倉市「水道水の乳児の飲用について(3/24)」の更新情報
2011年03月25日
地震発生から2週間後の変化
posted by 里実福太朗 at 23:51
| ■里ふくろう通信
2014年02月04日
千葉県民でも都知事選は気になる
千葉県民に投票権はなくても、都知事選は気になる。AERA最新号(2014年2月10日号)の「街頭は圧勝、情勢調査は惨敗の謎」というタイトルを目にすると、ますます気になってくる。インターネットの動画を見れば、街頭演説で多くの聴衆を集めているということには信憑性を感じるが、情勢調査の方は調査方法がブラックボックスになっているから果たして信じていいものかどうか分からない。
毎週のように通っている上野に、候補者と応援の弁士が来るというので、出かけたついでに演説を聴きに行ってみた。
上の写真は、演説開始の一時間ほど前に撮った写真、まだ人影はまばらである。下は、演説開始直後の写真。評判通りの人の往来もままならないほどの混雑ぶりだった。
演説開始30分ほど前に、「何かあるんですか」と通りがかりの人に尋ねられることもあった。人の多さに、いったい何があるんだろうと思ったそうだ。当方の説明を聞いて、納得顔で近くの交番で道を訊いたときのことを話してくれた。彼女によれば、お巡りさんの数が多く、ピリピリとした雰囲気が漂っていたということだった。
毎週のように通っている上野に、候補者と応援の弁士が来るというので、出かけたついでに演説を聴きに行ってみた。
上の写真は、演説開始の一時間ほど前に撮った写真、まだ人影はまばらである。下は、演説開始直後の写真。評判通りの人の往来もままならないほどの混雑ぶりだった。
演説開始30分ほど前に、「何かあるんですか」と通りがかりの人に尋ねられることもあった。人の多さに、いったい何があるんだろうと思ったそうだ。当方の説明を聞いて、納得顔で近くの交番で道を訊いたときのことを話してくれた。彼女によれば、お巡りさんの数が多く、ピリピリとした雰囲気が漂っていたということだった。
posted by 里実福太朗 at 17:00
| ■里ふくろう通信