2014年01月31日

Dot & Line(ドット・アンド・ライン)

底冷えのする日があれば、春遠からじと思わせる陽光が降り注ぐ日もあり、ここのところせわしく気温が上下していた。上野公園を訪ねた日は、ありがたいことに春を思わせる風のない穏やかな日和だった。池の畔の遊歩道には、家族連れの姿も多く見られ、池の畔でピクニックをしているグループもあった。

資料館の前では、人の輪が二人組のミュージシャンを取り囲んでいた。一人はドラムス担当、もう一人はカーボーイ風のスタイルで身を整えてバイオリンを奏でていた。

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資料館の前では、ときどき東京都から許可を得て活動している「ヘブンアーティスト」と呼ばれる人たちがパフォーマンスを繰り広げることがある。東京都が実施する審査会に合格しないと活動できないという制約があるため、それぞれの分野でキャリアを積んだ人たちが繰り広げるパフォーマンスは、かなりのレベルに達している。ただそれでも多少のレベルの差はあるが、この二人組のミュージシャンはかなりの力量があったと言ってよいだろう。聴衆の多さがそのことを物語っていた。

この二人組のアーティスト名は、「Dot & Line(ドット・アンド・ライン)」、彼らのウェブサイトに載っているプロフィールには、以下のように記されている。

ヴァイオリン・口笛:穴澤 雄介
ドラム・パーカッション:高木 將雄

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Dot & Line(ドット・アンド・ライン)

穴澤雄介さんの公式ウェブサイトによると、昨年の12月にテレビ東京の番組に出演したそうだ。公園で演奏を聞いているときには気づかなかったが、その番組の録画ビデオを見て、穴澤さんが盲目のバイオリニストだったということを知った。

光を失って得た物を大事に バイオリニスト「穴澤雄介さん」
(テレビ東京)

なお、上野公園で近日中に行われる演奏会は以下のように予定されている。
◇1月31日(金) 
 資料館前 13:00〜15:00
◇2月5日(水)・8日(土)
 資料館前 13:00〜14:00
 噴水池前 15:00〜16:00
…雨天の際は、中止になることもあるそうだ。

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穴澤雄介 ライブ情報

posted by 里実福太朗 at 02:01 | ■里ふくろう通信

2014年01月29日

写真集「田代島猫景色」

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写真:田中良直
発行日:2010年3月19日

ネコの島「田代島」で暮らすネコたちは、ある時は陽だまりでのんびりとまどろんだり、ある時は魚をめぐる争いで野生の凄みを見せたり、そんなさまざまな姿を見せてくれる。この写真集は、田代島のネコたちが見せるたくましい生命力を、さまざまな角度からとらえて伝えてくれる魅力あふれるネコの写真集である。

田代島は宮城県石巻の沖合、牡鹿半島の西に位置する小さな島である。ネコ好きの人なら、たぶん知らない人はいないだろう。それほど有名な、ちょっと有名になりすぎたネコの島である。

去年の11月、CNNが「観光名所よりネコが人気の場所」として六カ所をあげ、田代島もその中の一カ所に選ばれた。

「6 places where cats outshine tourist attractions」
By Donald Strachan, for CNN
November 11, 2013

ちなみにネコが人気の六カ所は以下の通りである。
Rome's kitty ruins(ローマのネコ遺跡)
Japan's cat islands(日本のネコの島々)
 Tashirojima(田代島)
 Ainoshima(相島)
Houtong, Taiwan
Kalkan Kats (Turkey)
Hemingway's cats, Florida Keys

ネコ好きの人の中には、この六カ所以外にもあの場所が入っていないではないかと文句をつけたいと思っている人もいることだろう。かく言う私もその一人だが、どこが足りないのかは胸の中にしまっておくことにしよう。

posted by 里実福太朗 at 00:33 | ■里ふくろうCAT

2014年01月23日

植田正治とジャック・アンリ・ラルティーグ展

生涯アマチュア写真家であることを貫いた二人の写真家、日本の植田正治とフランスのジャック・アンリ・ラルティーグとを取り上げた写真展。両者の手法は違っていても、展示されていた写真を見れば、ともに「撮ることを楽しむ」という精神は共通していたということがはっきりと伝わってくる。何よりもそれがアマチュア写真家の特権だということをあらためて教えてくれる。

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東京都写真美術館
2013年11月23日 ( 土・祝 ) 〜 2014年1月26日 ( 日 )
posted by 里実福太朗 at 23:13 | ■里ふくろうフォト

2014年01月12日

樋口健二写真集1973年…2011年 原発崩壊

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発行:2011年8月15日
発行所:合同出版株式会社

この写真集の後書きに、こう記されている。
『本書は、もともと原発の建設立地計画の段階から取材を始めたので、1973年から現在までに至る、原発の歴史を写し取ったものであると思っていただいていいだろう』

写真家_樋口健二さんは、1973年から2011年までの38年間にわたって、原子力発電所で働く人たちにレンズを向け、彼ら下請け労働者の過酷な現実を撮り続けてきた。その集大成である「原発崩壊」は、かつて世間が原発の安全神話に覆われていた時代に、その虚構に隠された事実を写真家の鋭い視線で直視し記録した貴重な写真集である。

なお、樋口健二さんは現在も各地で講演会を行っている。近々予定されている講演会は下記の通りである。

「環境破壊(人間、自然)を追って50年」
講演:樋口健二
日時:2014年1月18日(土)13時半〜16時
場所:神楽坂美術学校教室

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posted by 里実福太朗 at 00:12 | ■里ふくろうフォト

2014年01月10日

ウィンドウズ8.1(64ビット版)で動いたフリーソフト

ウィンドウズXPで使っていたフリーソフトは、ウィンドウズ8.1に対応したものはもちろんのことだが、それ以外のものでもインストールして実行することができた。以下にそれらのソフトを示しておく。

◇ブラウザ
 Firefox
◇メールソフト
 Thunderbird
◇テキストエディター
 NoEditeor
 VerticalEditor
◇バックアップ
 RealSync
◇画像処理
 IrfanView
posted by 里実福太朗 at 23:21 | 里ふくろう電脳記

XPから8.1(64ビット版)

WindowsXPは長年使ってきて慣れ親しんだOSだから、新しいOSに移行するということには強い抵抗感が伴った。できればXPを使い続けて、余計な出費は抑えたいとも思っていた。今まで使っていた周辺機器あるいはソフトなどが引き続き使えるのだろうかという不安も強くあった。それらが行く手に高くそびえていて、移行にはとてつもないエネルギーと時間を要するように思われた。

昨年末にウィンドウズ8.1のパソコンを購入して、年末・年初を移行作業に没頭した。そして今までパソコンで行っていた作業が、どうにか支障なくできるようになるのに要した日数はほぼ二週間だった。以下に移行作業の概略をまとめておくことにする。

□旧XPパソコンのハード・ソフト環境
◇ハード
 ○モニーター
 ○外付けハードディスク
 ○ポータブルハードディスク
 ○プリンター
 ○USBハブ
 ○USBカードリーダー
 ○USB Audio Capture
  *ディジタルサウンドを外部スピーカへ出力するための機器
 ○スキャナ

◇ソフト
 ○セキュリティ対策ソフト
 ○ブラウザ
 ○メールソフト
 ○現像ソフト
 ○画像・映像処理ソフト
 ○ワープロソフト
 ○オフィスソフト
 ○漢字変換
 ○エディター
 ○日記作成ソフト など
 ○辞書
 ○翻訳

□XPから8.1へ
◇ハード
…二重丸のものは、接続しただけでそのまま使えたもの
…×は利用不可となったもの
 ◎モニター
 ◎外付けハードディスク
 ◎ポータブルハードディスク
 ○プリンター
  →Win8対応ドライバーを利用
 ◎USBハブ
 ◎USBカードリーダー
 ○USB Audio Capture
  →Win8対応ドライバーを利用
 ×スキャナ
  …メーカのウェブサイトに、Win8対応のドライバーなし
  機種:CanoScan Lide 500F(キヤノンの製品)

◇ソフト
…二重丸のものは更新費用のかからなかったもの
 ○セキュリティ対策ソフト
  →Win8対応版にバージョンアップ
 ◎ブラウザ
  Firefox(フリーソフト)の最新版をインストール
 ◎メールソフト
  Thunderbird(フリーソフト)の最新版をインストール
 ○現像ソフト
  →Win8対応版にバージョンアップ
 ○画像・映像処理ソフト
  …パソコンと同時に購入
 ○画像処理ソフト
  IrfanView(フリーソフト)
 ◎ワープロソフト
  …既存製品をインストール
 ○オフィスソフト
  …廉価版の互換製品をパソコンと同時に購入
 ◎漢字変換
  …ワープロソフトに付随するものを利用
 ◎エディター(フリーソフト)
 ◎日記作成ソフト
 ◎辞書 など

利用できなくなったものは、スキャナだけだった。他のものは不安定な動作をすることもなくXPパソコンと同じように使えた。予想に反して、Win8.1への乗り換えは順調に進んだと言ってよいだろう。

Win8.1にはスタート画面とデスクトップ画面の二つが提供されている。なじみのあるデスクトップ画面であれば、旧OSとほぼ同じ要領で使うことができるので、さほど困難を伴うことなくWin8.1を使いこなしていくことができそうだ。
posted by 里実福太朗 at 00:17 | 里ふくろう電脳記

2014年01月09日

初めまして「ウィンドウズ8.1」

昨年の末に意を決してパソコンを買い換えた。できることなら使い慣れたXPを今後も使い続けていきたいのはやまやまだが、マイクロソフトが今年の四月でサポートを打ち切るというので、ついにあきらめざるを得ない状況に追い込まれたということなのだ。

マイクロソフトのご都合に乗ってしまうのはおもしろくないけれど、4月から消費税もあがることだし、そのほかにも今のXPマシンではもう限界だと思うこともあったから、少し早めに乗り換えたのだった。

その限界というのは、処理速度が遅くなってどうしようもないところまで来てしまったという点にある。ハードディスクの容量にはまだ多少の余裕はあったが、問題はメモリーだった。何しろ容量は1G、おもに写真の現像をしているときにメモリー不足が発生して、ハードディスクへのスワッピングを繰り返すものだから、極端に処理速度が遅くなり、精神衛生上はなはだよろしくない状況下に置かれた。それが一番大きな理由だった。

新しいパソコンとなれば、ウィンドウズ8.1ということになるから、XPでお世話になっていたフリーソフトが使えなくなるおそれもあった。その点も乗り換えることを躊躇させる理由となっていたが、写真の現像に時間を費やしていることに耐えられなくなっていたから、フリーソフトの件には目をつぶり快適な処理速度を手に入れることの方を優先したということだ。

正月も松の内を過ぎ、やっとXPを使っていたころの操作環境が整ってきた。XPマシンで使っていたアプリやフリーソフトもほぼ問題なく使えるようになった。ただ周辺装置で使えないものが出てきた。機器そのものが使えなくなったのではなく、ウィンドウズ8.1(64ビット版)対応のドライバーが提供されていないということだった。残念なことだ。

この際、キーボードも交換することにした。今まで使っていたIBM(現在はレボノ)のものは、キートップのいくつかがなくなり、お菓子などを食べながら使ったものだから、食べかすがすき間に落ちて反応が鈍くなったキーもあるのだ。ただ、軽いタッチでタイピングできるから手放すことができなかった。

同じような使い心地が得られそうなキーボードを探してみたが、実物を使ってみなければ分からない故、結局無難なところでThinkPadnのキーボードに決めた。今この文章を入力するのに使っているが、今までのものより少し指先に力を入れる必要があり、打つたびにカクカクという感じが伝わってくる。この感じは使っているうちに気にならなくなってくるものなのだろうか、それを見極めるためにはともかく使っていってみるより仕方がない。

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posted by 里実福太朗 at 01:05 | 里ふくろう電脳記

2014年01月01日

アメ横の喧噪を引きずりながら迎える新年

昨日のアメ横の喧噪ぶりにはすさまじいものがあった。かつて身を任せざるを得なかったあの通勤電車の混雑ぶりを思い起こさせるほどのひどさだった。ニュース番組では、毎日のようにアメ横の混雑ぶりが喧伝されていたのだから、その喧噪はメディアの演出によって引き起こされたものとも言えよう。

京成上野駅の改札口の手前に、アメ横への案内板が設置されていた。アメ横に初めて来る人のためのものと思われる。そういう人たちは、きっとテレビなどでアメ横の安売り情報を得て、行ってみようという気になったのだろう。そしてあの混雑ぶりを招くことになったのだ。

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その混雑は、上野側のアメ横入り口付近からすでに始まっていた。交通整理の警察官が、拡声器で左側を歩くようにと声をからして叫んでいた。その中に身を投じるのを一瞬ためらったが、時すでに遅く人混みの中に吸い込まれてしまった。あらがって引き返すことも立ち止まることもできず、流れに身を任せるより仕方がなかった。

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雑踏の流れに棹差すように歩いて行けば、昔からよく言われている日本人の特性がふと頭をよぎる。人の流れがある方向を向けば、またたく間に多くの人たちが一斉にその方向を向いてしまうという傾向のことだ。最初はその流れを傍観しているのだが、気がつかないうちに実は大きなうねりの中に取り込まれてしまっていて、気づいたときにはもう為す術がなくなってしまっている、そんな危惧を実感として抱かせるアメ横の人の波だった。

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流れに身を任せていれば楽なのだが、誰かがつまずいて転べば、将棋倒しのようになって転倒する人が続出することだろう。そんなことを想像すれば、恐怖感すらわいてくる。この人波に交差する細い路地には人影は少ない。その路地に抜け出すことができれば、一息つけそうだ。必ずその路地に抜け出すのだという決意を固め、人波の抵抗をはねのけて、やっとのことで流れを切るようにして横に抜け出すことができたのだった。

狭い路地には、両側に狭い間口の小さな店が続き、客足は少なく閑散としていた。暇をもてあました店員さんが、通りをびっしりと埋めて動いていく人の流れをぼんやりと眺めていた。
posted by 里実福太朗 at 23:50 | ■里ふくろう通信