2013年12月18日

祝! 涌井投手入団

マリーンズの公式サイトが、涌井秀章投手との契約が合意に達して入団が決まったことを伝えている。西武ではここ何年勝ちに恵まれていなかったが、出身地である千葉の地できっと活躍してくれることだろう。

詳しくはこちら
【涌井秀章投手の入団について】
http://www.marines.co.jp/news/detail/12641.html
posted by 里実福太朗 at 23:19 | 里ふくろうスポーツ

2013年12月17日

第27回ジャパンエックスボウル

大会名称:ジャパンエックスボウル
第27回アメリカンフットボール日本社会人選手権決勝戦

対戦カード:富士通オフロンティアーズ対オービックスシーガルズ
試合会場:東京ドーム
日時:2013年12月16日(月)
開場:17:00
試合開始:19:00
ハーフタイムショウ:
中川翔子の歌とXリーグチアリーダーのダンスショウ
試合形式:
1クウォーター15分の4クウォーター制
ハーフタイム20分

アメフトの観戦招待券が手に入ったが、いまだかつてアメフトは見たことがない。さてどうしようかと思案した末、ドームシティで行われているウィンターイルミネーションを見がてら出かけてみることにした。

家を出たのが2時半過ぎ、バスと電車を乗り継ぎ東京ドームについたのが4時半過ぎ、招待券を入場券に交換する窓口の前にはすでに50メートルほどの列ができていた。寒風に吹かれつつ、早く窓口を開けてくれないかと思うことほぼ20分、やっとのことで窓口が開いた。

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入場ゲートは22番、そこにもかなりの列ができていた。再入場はできるかと整理係の青年に尋ねれば、ダメだというつれない返事…マリーンスタジアムではできるのに…先に入場して席取りをするのは諦めて、イルミネーションを見ることにしたのだった。

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かなり冷え込んできたため、イルミネーションの観賞は早めに切り上げて入場した。応援するチームのあてはなく、とりあえず初優勝をめざす富士通を応援しようと3塁側に陣取った。

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まずは腹ごしらえ、途中日暮里駅の構内で買い求めたお弁当をいただくことにしたのだが、飲み物がない。冷えた体を温めるためホットのお茶を求めて売店を巡ったのだが、ない。やっと何店目かで、1階のケンタッキーでホットウーロン茶を扱っているということを教えてもらった。

さて席に戻ってくると、隣に見知らぬオジサンが座っていた。空いている席は右隣にまだいくつかあるのに、わざわざどうして隣に座るのだろうかといぶかしく思われる。おまけに、すでにビールをガブガブ飲んでいるではないか。酔っ払えば傍若無人のふるまいに及ぶかもしれない、と思えば暗い気分にもなる。

「おや、ショコタンがいる」
若いアイドルの愛称をつぶやく声が聞こえた。空耳だろうと思いなして知らん顔を決め込んでいると、
「どうしてこんなところにショコタンがいるんだろう」
と明らかにこちらに聞こえるように言い直した。いい年をしてショコタンはないだろう、いや、若さを保つためには若いタレントに興味を持つのも良いのかもしれないが、それにしてもショコタンではあまりにもなれなれしい感じがする。

横目でちらりと隣を見やると、入場の際に渡されたパンフレットに見入っている。そこには、ハーフタイムショウで歌う中川翔子の写真が載っていた。
「ショコタン、知ってますか」
かかわりは持たないようにと注意していたのに、これはまずいことになった。無視していると、カラまれることになるかもしれない。
「知らないことはないですが…中川翔子のことですね」
「ほう、知ってますかショコタンを…有名なのかな〜」
有名だという返事をもらいたいような口ぶりだから、
「若い人にはファンが多いようですよ」
と言っておいた。それで安心したのか、顔を元に戻してお弁当を広げた。そしてお酒の紙パックの封を切って飲み始めた。

やれやれと思うのもつかの間、食べ終わるとまた話しかけてきた。その話の内容は、意外なものだった。
「ショコタンはね、親戚の孫なんですよ」
「エッ、そうなんですか」
「ええ、そうなんです」
「それじゃよくお会いになるんですか」
「いやいや、法事の時ぐらいですよ」
我が身に当てはめ、姉の孫の顔を思い浮かべてみれば、その顔を見るのはやはり法事の時ぐらいである。
「ほら、ここに写っていますよ」
と言って、ケータイの待ち受け画面を見せてくれた。見ると確かに中川翔子が画面中央に写っていた。

富士通はキャッチミス・パスミスなどを重ね、前半はいいところなく17対0でハーフタイムを迎えた。ショコタン、いや中川翔子の親戚と称するオジサンは、「ショコタンに会ってこよう」と言い残して席を立ち、戻ってくることはなかった。富士通は後半追い上げたが、結局24対16で負け、初優勝はならなかった。

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posted by 里実福太朗 at 23:50 | ■里ふくろう通信

2013年12月08日

アメリカ入国手続き(ロサンジェルス空港)

アメリカへの入国の流れは、以下の順序で行われる。必要となるものは、一般的にパスポート・帰りの搭乗券(Eチケット)・税関申告書となっているが、今回は搭乗券(Eチケット)の提示を求められることはなかった。

【入国の流れ】
1.到着
2.入国審査
3.荷物の受け取り
4.税関
5.到着ロビーへ

入国審査を受ける前に、税関申告書に必要事項を記入しておく必要がある。用紙は到着前に機内で配布される場合もあるが、ありがたいことにシンガポール航空では、チェックインのカウンターに用意されていた。成田空港の出発ロビーで搭乗を待つ間に余裕をもって記入することができた。

この税関申告書の記入に関しては、ある一つの項目について「はい・いいえ」のどちらにチェックを入れたらよいのか迷うことになった。項目番号11の(a) である。

11. 私(私たち)は以下のものを持ち込んでいる:
(a) 果物、野菜、植物、種、食品、昆虫
(b) 精肉、動物、動物/野生動物製品
(c) 病原体、細胞培養、カタツムリ
(d) 土壌、または農場/大牧場/牧草地にいた

「 果物、野菜、植物、種、昆虫」に関しては、持ち込んでいないとはっきり「いいえ」と言えるが、「食物」については「いいえ」とは断言できない事情があった。離陸・着陸時の気圧の急激な変化で起こる耳の変調を予防するために、ハッカ飴を携帯していたからだ。

ネットで調べると、たとえ飴一つでも持っていれば「はい」にチェックを入れなければならないと自信ありげに述べているサイトもあった。しかしそれを是とすれば、余計な心配かもしれないが、入国審査で申告ありの人が極端に増えて、収拾がつかなくなり現実的ではないと思われた。そこでそのあたりの事情に詳しい人に確認するまで、判断保留にしておいたのだった。

成田空港に集合した際、旅のベテランにその点について尋ねたところ、その程度の物なら「いいえ」にしておいても大丈夫だと教えてくれた。税関申告書は入国審査の際に提示する。問題がなければ確認印を押して返却してくれるので、それを税関で提出するのだが、教えてもらった通りにしたところ入国審査も税関も無事通過することができた。

入国審査では、顔写真の撮影・指紋の採取がある。撮影の際レンズに近づきすぎると、もっと離れろと言われる。指紋の採取は以下の順序で行われた。

「right hand」 → 「four fingers」 → 「thumb」
「left hand」 → 「four fingers」 → 「thumb」

指紋採取は読み取り機の上に指を接触させて行う。その際指先に力を込めてピッタリとつけないとうまく読み取れないようで、できるまで何回もやり直される。四本の指の読み取りはまとめて行われるが、はなかなかOKが出ないで、もっと力を入れるように言われる人もいる。そういう人は、指の付け根まで押しつけてやみくもに力を入れているように見える。必要なのは指紋なのだから、指先に力をこめて押しつければよいのだ。

入国審査官からの渡航目的などの質問は、場合によってはあると聞いていたが、並んでいた列ではすべてのグループが尋ねられていた。

◇入国の目的について
 What's the purpose of your visit ?
 What are you doing here ?
 Why are you here (for) ?
 ↓
 Sightseeing.

◇期間について
 How long will you be staying ?
 ↓
 (For) seven days.

◇宿泊場所について
 Where will you be staying ?
 ↓
(最初に宿泊する)ホテル名
posted by 里実福太朗 at 01:05 | ■里ふくろう旅行記

2013年12月07日

カフェ クレープリー「ル ブルターニュ」

日本で口にするクレープは、薄い小麦粉の生地に生クリームや甘い果物などを包んだものだが、発祥の地であるブルターニュ地方のそれは、そば粉で作った生地に卵・ハム・野菜などを包み込んだもので、ガレットと呼ばれ気軽に楽しめるフランス料理として供されている。フランスの北西部のブルターニュ地方では、クレープリーと呼ばれる料理店でガレット食べながらリンゴの発泡酒シードルを飲んで過ごすという。

日本流のクレープではなくブルターニュ地方のそば粉を使ったクレープ…ガレットを味わってみたいということであるなら、神楽坂にあるクレープリー「ル ブルターニュ」に足を運んでみればよい。ランチタイムには、ガレット・シードル・サラダのセットメニューも用意されていて気軽にブルターニュ地方の伝統料理を食することができる。

ちなみにガレットは数種類の中から、シードルも辛口(アルコール5%)・甘口(2%)などの中から選ぶことができる。

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詳しくはこちら
カフェクレープリー「ル ブルターニュ」神楽坂店

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posted by 里実福太朗 at 15:01 | ■里ふくろう通信

2013年12月03日

神楽坂にゃん子に誘われて

食事場所を探しながら神楽坂の裏通りを歩いていた。近ごろは赤城神社近くの「小諸そば」でとることが多く、ワンコイン前後でそれなりの味のお昼をいただくことができて重宝していたが、たまには神楽坂らしいお店でランチを食べてみようか、そんなことを思ってあてもなく歩き出したのだった。

以前にも食事場所を探して神楽坂の町を歩きまわったことがあった。しかし決めることができず、結局「小諸そば」に戻ってしまったことがあった。今回も決めかねて路地を歩きまわることしばし、突然「ミャー」という鳴き声に呼び止められた。

声の主を捜し求めれば、立て看板の後ろからこちらの様子をうかがっているニャン子がいた。首に赤いおしゃれなバンダナを巻いているところからすると、家猫なのだろう。

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危害を加える人物ではなさそうだと見極めたのか、物陰から出て来るとスタスタと歩き出した。時おり振り返り、あたかも後をついておいでと言いたげな視線を送ってくる。こちらとしても望むところなので、誘われるままに後を追っていったが、小さな公園が見えるあたりで姿を見失ってしまった。

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公園は高台にそびえるビル群に囲まれていた。かろうじて一つ設けられている公園と高台をつなぐ狭くて急な階段がなければ、行き場のない袋小路となっていただろう。そういう空間の底辺から見上げていると、いまにも建物を支えている壁が崩れ落ちてきそうな錯覚さえ覚える。

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階段を上って高台に出れば、そこに延びる小道には石が敷き詰められ、整然と区画整理された住宅地とは異質な雰囲気を醸し出していた。さきほどの猫はどこに行ったのだろう、石畳の路地の先にヒョコッと顔を出し、こっちだよと視線を送ってくれそうな気もするが、人通りのない道が続くだけで猫の子一匹も現れなかった。この道がどこへ続いていくのか定かではないが、引き返してあの窪地に戻るのは避けたい。ともかく行けるところまで行ってみることにした。

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先ほどの願いが通じたのだろうか、しばらく歩みを進めて行くと、道の先にこちらを見つめる猫の姿があるではないか。
「やっと来たね、待ってたよ」
そんなふうに言いたげにも見える。見失った猫と同じように首に赤いバンダナを巻いていたが、別の神楽坂ニャン子だった。

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誘われるまま後についていくと、見覚えのある路地に出た。そこには「ル・ブルターニュ」というレストランがある路地で、何回かその前を通ったことがあった。フランス北部ブルターニュ地方の伝統料理であるガレットを扱う店である。

この路地に足を踏み入れるたびに昼時の店内を覗くと、多くの人で席が占められ、その中には外国人の姿も見えた。フランス人なのかもしれなかった。いくどとなくそば粉を使ったガレットを食してみたいと思ってはみたが、予約するか長時間待たなければ無理だということが予想され、あきらめて通り過ぎるのが常だった。

猫はその「ル・ブルターニュ」の店頭近くで、急に寝ころびこちらを見上げて甘えるような誘うようなしぐさをした。それが何を意味しているか判然としなかったが、場所が場所だけに、その店に案内してくれたような気がして、また以前から気になっていた店だったので、店内を覗いてみた。お昼の時間をだいぶ過ぎていたせいか、いくつかの空席もあった。これなら待たずに済むかなと思った矢先、店内からスタッフが出てきて、待たずに食事を取ることができますよ、と案内してくれた。

かくして食事場所が決まったのだった。ここまで一緒に来たくだんの猫は、大胆にも道の真ん中で身繕いをしていた。

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posted by 里実福太朗 at 23:46 | ■里ふくろうCAT